ケアする

オスグッドのアイシング。効果的なやり方とタイミングとは?

ママ

「アイシング」って

「いつ」「どれくらい」「どんなときに」

やればいいの?

オスグッドのケアとして、よく耳にする「アイシング」。

アイシングは正しく使えば、痛みの軽減や回復サポートにとても有効です。

ただし、間違ったタイミングや方法で続けると、逆効果になることもあります。

こばトレ先生

今回は、

  1. オスグッドにおけるアイシングの目的
  2. 効果的なやり方とタイミング
  3. 注意してほしいポイント

について、やさしく・わかりやすく解説していきます。

アイシングの目的って? 〜なぜ冷やすのか〜

「痛いときはとりあえず冷やせばいい」

そう思っている方も多いですが、アイシングには“ちゃんとした目的”があります。

それは、ズバリ——

炎症をおさえて、痛みをやわらげること。

オスグッドの場合、
運動などで膝に負担がかかると、脛骨(けいこつ)の出っ張り部分に炎症が起きて痛みが出ます。

この「炎症」をしずめるために、冷やす(=アイシング)が効果的なんです。

アイシングの目的は、

炎症をおさえて、痛みをやわらげること!!

冷やすことで期待できる効果

  • 患部の血流をゆるやかにして、炎症をおさえる
  • 痛みを感じにくくして、プレー後のつらさをやわらげる
  • 腫れや熱感を抑えることで、回復をサポート
こばトレ先生

つまりアイシングは、「治す」というよりも

痛みを落ち着かせて、回復しやすい環境をつくる”

という役割なんですね。

いつやればいいの? 〜タイミングは“痛みの強い時期”に〜

アイシングは、やればやるほど良いというものではありません。

むしろ、“冷やすべきタイミング”を見極めることが大切です。

オスグッドの場合、
アイシングが効果的なのは「炎症が強く出ている時期」や「運動後に痛みが増すとき」

こんなときはアイシングがおすすめ!

  • 練習や運動のあと、膝にジンジンとした痛みがあるとき
  • 少し腫れぼったく、熱をもっているように感じるとき
  • 動いたあとに明らかに痛みが強くなっているとき
こばトレ先生

このような場面では、炎症が起きているサインなので、

アイシングで冷やしてあげると、痛みの軽減と回復のサポートに繋がります。

逆に、日常生活では痛みがない/違和感がないという場合は、無理に冷やす必要はありません。

状態が落ち着いてきたら、“冷やすケア”から“動かすケア”へ切り替えていくのがポイントです。

効果的なやり方と時間は? 〜冷やしすぎにも注意〜

アイシングは、やり方と時間を間違えると、逆に回復のジャマになることもあります。

正しい方法で、“冷やすケア”をうまく味方につけましょう。

基本的なやり方

  • 保冷剤や氷のうをタオルにくるんで使う(肌に直に当てない)
  • 出っ張っている部分(脛骨の下あたり)を中心に冷やす
  • 冷やす時間は10〜15分程度でOK(長くても20分まで)
こばトレ先生

「冷たくて気持ちいい」からといって、

ずっと当て続ける必要はありませんよー

こんな工夫もおすすめ!

  • ストップウォッチやタイマーを使って、冷やしすぎを防ぐ
  • 氷のうがなければ、袋に氷と少量の水+空気を抜いてしばるとフィットしやすい

アイシングは「効かせるぞ!」とがんばるより、

*“冷たすぎず、気持ちいいくらい”の温度で、短時間だけ”*がちょうどいいんです。

まとめ 〜アイシングは“必要なときだけ、正しく使う”がコツ〜

オスグッドのアイシングは、「なんとなく冷やす」ではなく「必要なときだけ、正しく使う」ことが大切

炎症や痛みが強い時期には、冷やすことでつらさをやわらげ、回復のサポートになります。

でも、痛みが落ち着いたあとや、違和感がない状態でのアイシングは不要。

そのタイミングでは、ストレッチや使い方の見直しなど、「動かすケア」が主役になります。

こばトレ先生

冷やす・動かす・休ませる——

状態に合わせて、ケアの“バトン”を上手に渡していくことが、

子どもの膝を守る一番の近道!