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オスグッドにストレッチは必要?やる意味と効果をわかりやすく解説!

オスグッドと診断されると、病院や接骨院で「ストレッチをしてください」と言われることが多いですよね。

でも、「そもそもなぜストレッチが必要なの?」「やったら本当に良くなるの?」と疑問に思う方も多いはずです。

場合によっては、「痛みがあるのにストレッチをして大丈夫なの?」と不安になることもあるでしょう。

こばトレ先生

今回は
オスグッドにおいてストレッチがなぜ必要なのか、どんな意味や効果があるのか

オスグッドに悩むお子さんと保護者の方が、安心してストレッチに取り組めるようサポートしていきますね。

オスグッドにストレッチが必要な理由

オスグッドは、膝のお皿の下にある「脛骨粗面(けいこつそめん)」という骨が、繰り返し引っ張られることで炎症や痛みを起こす成長期特有の障害です。

このとき、膝を引っ張っている主な原因は「太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)」にあります。

成長期の子どもは骨が急速に伸びる一方で、筋肉や腱の柔軟性が追いつかないことがよくあります。

その結果、大腿四頭筋が硬くなり、膝への負担が大きくなってしまうのです。

この「大腿四頭筋の硬さ」を改善するために、ストレッチが必要になります。

筋肉を柔らかく保つことで、膝への引っ張りを減らし、痛みの軽減や回復につなげることができるのです。

ストレッチで期待できる効果

オスグッドに対してストレッチを行うことで、次のような効果が期待できます。

(1) 膝への負担を軽減できる

ストレッチによって太ももの筋肉(大腿四頭筋)の柔軟性が高まると、膝を引っ張る力が弱まります。

その結果、膝の痛みが和らぎやすくなり、日常生活やスポーツでの負担を減らすことができます。

(2) 回復をサポートする

筋肉の硬さを取り除くことで、血流が良くなり、炎症が落ち着きやすくなります。

痛みが強い時期は無理に動かす必要はありませんが、適切なタイミングでストレッチを取り入れることで、自然な回復を後押しできます。

(3) 再発予防につながる

オスグッドは、一度痛みが落ち着いても再発することが少なくありません。

筋肉の柔軟性を保つことは、膝への負担を抑えるうえでとても重要です。

ストレッチを習慣化しておくことで、痛みの再発を防ぎ、スポーツや学校生活をより快適に続けることができます。

ストレッチをするときの注意点

オスグッドの回復を助けるためにストレッチは有効ですが、やり方を間違えるとかえって悪化させてしまうこともあります。

ここでは、ストレッチをする際に注意しておきたいポイントを紹介します。

(1) 痛みが強いときは無理に伸ばさない

痛みが強いタイミングで無理にストレッチをすると、炎症が悪化するおそれがあります。

「気持ちいい」と感じる程度を目安に、決して無理に引っ張らないようにしましょう。

痛みが強いときは、まずは安静にして、痛みが落ち着いてからストレッチを再開するのが基本です。

(2) 反動をつけない

反動をつけて勢いよく伸ばすと、筋肉や腱に余計な負担がかかってしまいます。

ストレッチはゆっくりじっくり伸ばすのがポイントです。

呼吸を止めずにリラックスしながら行いましょう。

(3) 継続することが大切

1回やっただけで劇的な効果が出るわけではありません。

毎日コツコツ続けることで、少しずつ筋肉が柔らかくなり、膝への負担が減っていきます。

短期間で結果を求めず、焦らず取り組んでいきましょう。

正しく行えば、オスグッド改善の助けになる!

オスグッドに対するストレッチは、「ただ柔らかくするため」だけでなく、

膝への負担を減らして痛みを和らげたり、回復をサポートしたりする大事な役割を持っています。

ただし、痛みが強いときに無理をしたり、間違った方法でストレッチをしてしまうと、かえって悪化する可能性もあります。

「気持ちいい」と感じる範囲で、反動をつけず、毎日コツコツと続けること。

「気持ちいい」と感じる範囲で、反動をつけず、毎日コツコツと続ける!!

それが、オスグッド改善への一番の近道です。

正しいストレッチで、痛みのない体を目指していきましょう!

まとめ

オスグッドに悩んでいると、どうしても「早く治してあげたい」と焦る気持ちになりますよね。

ストレッチは、そんなお子さんの回復をサポートする大切な手段の一つです。

ただし、無理に頑張りすぎず、痛みの状態を見ながら、正しく続けることが大切です。

焦らず一歩ずつ、一緒に歩んでいきましょう。

「ストレッチは、オスグッドを乗り越える力強い味方」

今日からできる小さな一歩を積み重ねていきましょう!